シバカワトゲシリアゲ Panorpa arakavae


 f                
 ・写真1  2011/7/16 長野県松本市入山辺                  ・写真2  2011/6/2    雄の頭部のアップ(長野県塩尻市下西条で採集)室内

・視覚的特徴:トゲシリアゲ群に属する小型のシリアゲムシ。体色はキシタトゲシリアゲに似るが、本種の吻は橙色ではなく黒色(写真2)である。翅の模様に関しては、小斑紋が見られない個体はキシタトゲシリアゲに似る。雄では、キシタトゲシリアゲ同様、第6腹部背板に、トゲシリアゲ群の特徴である角状の突起(写真3)がある。


・出現時期:5月下旬から8月に成虫が見られる。

・分布と生息状況中部地方の山岳地域を中心に分布する。山地性の種で、見付けにくい種である。

・交尾行動:
多くのシリアゲムシ属の種と同様、餌を使った婚姻贈呈、唾液を使った婚姻贈呈、婚姻贈呈を伴わない交尾という三つの交尾戦略をとる。

 f
 ・写真3   2011/7/16  トゲのアップ(長野県松本市入山辺で採集)室内



分類topへ

inserted by FC2 system